ディープティシューマッサージコース
ディープティシューマッサージ(DTM)とは|TPT修了後に学ぶ臨床実技
Deep Tissue Massage(DTM)は、有資格者でTrigger Point Therapy(TPT)を修了した方を対象とする専門実技講座です。筋・筋膜・関節の機能評価と臨床触診をもとに、深層組織に対する手技の選択と圧の調整を習得します。
骨盤・胸郭・肩甲帯・股関節の動き、関節可動域(ROM)、筋機能を照合し、どの組織に、どの方向・深度・速度で接触するかを判断します。Hironori Ikeda, MSc Sports Medicineの直接指導のもとで手技を修正し、施術前と同じ方法で動作やROMを再評価することで、実務に応用できる技術の精度を高めます。Deep Shiatsuの内容もDTMに統合されています。
授業は英語です。詳しい受講条件はよくある質問、開催日と料金はコース日程をご確認ください。受講者の声はGoogleマップのレビュー・評価をご覧ください。
ディープティシューマッサージコース料金とスケジュール
受講料:THB 12,000|5日間・20時間
月曜日~金曜日:10:00–12:00/13:00–15:00
昼休み:12:00–13:00
全20時間のうち、金曜日の最後の2時間は実践演習(2時間)。筋機能評価と臨床触診から対象組織と手技を選択し、圧の方向・深度・速度を調整します。介入後は同一課題で再評価する。
受講条件:有資格者のみ。トリガーポイントセラピー(TPT)の修了が必要です。詳細はよくある質問をご確認ください。
初日は09:30までにRSM International Academy(SpaMantra内)へ到着し、09:30–10:00に本人確認と受講料残金の支払いを済ませてください。授業は10:00から開始します。身分証明書と残金を持参してください。支払通貨・方法はお支払いについてを確認してください。
午後の追加実技(任意):リメディアルマッサージコースは15:10–16:10。別途申込みが必要です。開催日・料金・受講条件は最新の日程・料金を確認してください。
骨盤前傾・後傾の評価と股関節機能の触診
骨指標・股関節可動域・筋機能の触診評価
RSMのディープティシューマッサージコース では、ASIS(上前腸骨棘)、PSIS(上後腸骨棘)、大転子、恥骨 などの骨盤のランドマークを基に、骨盤と股関節の位置関係を静的な姿勢だけで判断せず、股関節屈曲・伸展・回旋、荷重時の動作、関節可動域(ROM)と筋出力を確認します。
触診と機能テストを通じて、骨盤の位置と関連所見を確認し、筋緊張、筋の伸張性、筋出力、動作時の症状を照合して所見を整理し、臨床仮説に基づく介入計画の立案手順を学びます。Thomas test、FAIR test、Ober testなどは目的・手順・解釈の限界を踏まえて選択し、単独で診断せず、他の所見と併せて評価します。
受講者は、骨指標の触診から関節可動域・筋出力・動作課題の確認、手技選択、介入後の再評価までを一連の過程として反復します。期待する反応が得られない場合は手技を修正し、必要に応じて医療機関への紹介を検討します。
腰椎可動性・筋機能・症状の評価とDTM
骨盤・股関節・腰椎の機能評価と触診
本課程では、骨盤・股関節・腰椎の関係を静的姿勢だけから判断せず、主訴、荷重動作、股関節可動域(ROM)、筋の伸張性・出力、触診所見を照合して評価します。ASIS・PSIS・大転子などの骨指標を確認し、腸腰筋、殿筋群、内転筋群、ハムストリングス、腰部多裂筋などの位置・筋走行・機能を実技で触診します。筋緊張、伸張性、筋出力、動作時の症状を整理し、臨床仮説から対象組織と手技を選ぶ過程を反復します。
Thomas test、FAIR test、Ober testなどは評価目的と解釈の限界を踏まえて選び、単一の検査で診断しません。介入では接触部位、圧の方向・深度・速度を段階的に調整し、施術前と同じ方法でROMや動作の変化を再評価します。反応が不適切な場合は手技を変更・中止し、症状や所見が施術範囲を超える場合は医療機関への相談・紹介を検討します。
胸椎後弯・肩甲帯の動作評価とDTM
胸椎伸展・回旋と肩甲帯の機能評価
胸椎後弯や前方頭位は観察所見の一つであり、姿勢だけで症状の原因を判断しません。胸椎伸展・回旋、肋骨の可動性、呼吸による胸郭拡張、肩甲帯の挙上・上方回旋を比較し、運動時の症状や左右差を記録します。胸椎、肋椎関節、肋間筋、肩甲帯周囲筋の触診所見を照合し、介入仮説を検討します。呼吸パターンと体幹保持も観察項目とし、呼吸時の反応を記録します。手技は対象者の同意を得て、触診所見と反応に基づいて選択します。 肩甲胸郭関節と肩甲上腕リズムを確認し、肩甲骨の前傾・上方回旋などの運動を頸部・胸郭・上肢の課題と合わせて評価します。僧帽筋、前鋸筋、菱形筋、胸筋群などの筋走行・触診所見・収縮反応を確認し、接触部位、圧の方向・深度・速度を反応に応じて調整します。
さらに、筋緊張、筋伸張性、筋出力は異なる評価所見として区別して記録します。筋膜の滑走性や圧痛などの所見を確認し、介入前後で同一動作課題と可動性を再評価して、所見に応じて手技を修正する手順を学びます。
🔸 受講者は、評価所見の記録から触診、仮説設定、手技選択、圧の調整、介入後の再評価、安全確認までを一連の手順として反復します。必要に応じた中止・修正や医療機関への紹介判断も扱います。
Forward Head Posture(FHP)に関わる頸椎・胸椎の評価
Forward Head Posture(FHP)・胸椎後弯の機能評価
Forward Head Posture(FHP)や胸椎後弯は観察所見として扱い、姿勢のみから疼痛の原因や組織短縮を断定しません。本課程では、主訴・症状が再現する動作・頸椎/胸椎の可動域・肩甲帯の運動を比較し、必要に応じて頭半棘筋・頸半棘筋・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋・後頭下筋群などの解剖学的位置、筋出力、伸張性、触診所見を確認します。筋緊張、筋伸張性、筋出力、圧痛、組織の滑走性は別々の所見として記録し、所見の一致と解釈の限界を検討します。
Deep Tissue Massage(DTM)では、評価仮説と対象者の反応に基づき、接触面、圧の方向・深度・速度、荷重を段階的に調整します。呼吸、防御反応、神経症状、症状の増悪を確認し、必要時には負荷を下げる、手技を変更する、または中止します。介入前後は同一の可動域または動作課題を再評価し、反応を記録します。所見が施術範囲を超える場合や危険徴候がある場合は、医療機関への相談・紹介を優先します。特定の姿勢や疼痛の改善を保証する課程ではありません。
姿勢・動作評価と深層組織への手技選択
骨盤前傾・後傾、胸椎後弯、前方頭位などの姿勢所見は、症状の原因や病態を確定するものではありません。主訴、荷重動作、関節可動域(ROM)、筋機能、触診所見を照合して評価仮説を立てます。Deep Tissue Massageでは、対象組織の解剖学的位置関係を確認し、接触面と圧の方向・深度・速度を対象者の反応に応じて調整します。介入前後は同じ動作またはROMを再評価し、十分な変化がみられない場合は手技や負荷を見直し、必要に応じて変更・中止します。
姿勢・運動評価に関連する情報は、姿勢矯正プログラム、バランスボールヨガの各ページでご確認ください。いずれも別コースであり、DTMの受講条件を変更するものではありません。
実務経験者を対象とする課程と施術範囲
本コースは、マッサージ、徒手療法、理学療法、スポーツコンディショニングなどの実務経験を持つ方を対象とします。受講者は、主訴・既往歴・禁忌・危険徴候を確認し、同意を得たうえで触診と手技を行います。評価所見と対象者の反応を再確認し、適応が不明確な場合や施術範囲を超える所見がある場合は、介入を中止し、医療機関への相談・紹介を検討します。
🔸 本コースの修了は、各国・地域の医療資格、診断権限、施術免許を付与するものではありません。手技の使用にあたっては、自身の資格と現地の法令・職域を確認してください。
深部の手技で手・手関節への負担を抑える身体力学を学べますか?
はい。手・手関節・肩への負担を抑える身体力学と接触方法を実技で確認します。前腕や肘を用いる接触では、体幹と下肢から荷重を伝え、圧の方向・深度・速度を受講者の姿勢と対象者の反応に応じて調整します。圧痛、呼吸、筋緊張、動作時の反応を確認しながら負荷を調整し、必要に応じて中止・方法変更を判断します。どの方法も負担や痛みを完全に防ぐことを保証するものではありません。講師のHironori Ikeda, MSc Sports Medicineが、触診、身体力学、再評価を組み合わせた実技を指導します。
Deep Tissue Massageでは、どのような評価と手技選択を訓練しますか?
Deep Tissue Massage(DTM)は、単に強い圧を加える手技ではありません。主訴・既往歴・動作課題・関節可動域(ROM)・筋機能・触診所見を照合し、対象組織と手技の接触面、圧の方向・深度・速度を選択する実技課程です。介入前後は同じ動作またはROMを再確認し、反応に応じて手技を調整・中止します。姿勢所見のみで痛みの原因を断定せず、危険徴候や施術範囲を超える症状では医療機関への紹介を優先します。RSMではTPT修了をDTM受講の必須条件とし、TPTで臨床触診と筋機能評価を確認した後に深層組織への手技へ進みます。

